すっかり昔ながらの可愛いクレンザーに魅せられた私は、粉末クレンザーを収集しています。
これまでに粉末クレンザーの記事を2つ書いています。
第1弾 昔ながらのクレンザーのデザインが可愛い*ニューホーミング [ 花王 ]
第2弾 昔ながらのクレンザーのデザインが可愛い [ カネヨ ]
第2弾ではカネヨさんのソフトクレンザー 青函とサッサクレンザーを掲載しました。
今回カネヨさんの新しい子達が我が家にやって来ましたので、粉末クレンザー第3弾の記事を書きました。
カネヨクレンザー 赤函(あかばこ)
1934年(昭和9年)発売のロングセラー商品です。こちらの奥様、発売当初はお洋服ではなく割烹着を着ていたそうですよ。
こんな素敵なデザインの商品が、お掃除に使えて(これがメインですが)本体価格90円で買えるんですよ。信じられません。
赤丸筒クレンザー
赤函のデザインが筒状のパッケージになりました。可愛い!
私はこのクレンザーの丸い筒のパッケージが大好きなので、なんとかして買いたいと探し回りました。
--- 若い子が見てくれた時用:このタイプは筒の上に穴が数箇所空いていて、ふりかけのように使います。
デザインは赤函と同じですが、中のクレンザーは赤函より界面活性剤が多いのでより泡立つそうですよ。
こちらは本体価格100円です。なんでクレンザーってこんなにお安いのでしょうか。申し訳なるくらい安いですよね。
赤丸筒の発売日
「プロダクトでたどる自分史」というWebサイトに掲載されている情報では、1950年(昭和25年)に発売されたそうです。
筒型の容器は水に強いので、人気商品となったそうです。当時の価格は30円でした。
--- ちなみに昭和25年から年齢を満年齢で呼ぶようになったそうですよ。
2019年5月17日追記
「プロダクトでたどる自分史」のサイト自体(nipponstyle.jp/history)がなくなってしまったため、リンクを外しました。
また、丸筒クレンザーが主流になった時期が1970年代であることを考えると、1950年発売というのは、もしかしたら私の記録間違いの可能性があります。
ブーケクレンザー
なんて可愛いデザイン。どうしてこんな私の好みドンピシャリなデザインにするのか。欲しくなるから辞めてくださいという訳わからないことを思ってしまうくらい素敵。
あまりに素敵なので左右からも撮影しました。
はぁー、可愛い。
ブーケクレンザーの発売日
先述の1973年(昭和48年)12月3日発行の日本粧業速報に「ブーケクレンザー石鹸角筒」とあったのですが、私が購入したのは丸筒なので違う商品ですね。
その2年後、1975年(昭和50年)11月7日発行の日本粧業速報に記事が出ていました。
カネヨ石鹸株式会社では、天然産の珪産白土に、純質の粉石けんを配合した理想的なクレンザー「カネヨブーケクレンザー丸筒」を十一月四日から発売した。
とあったので、ブーケクレンザーの発売日は1975年(昭和50年)11月4日です。インターネット便利!
カネヨのクレンザー+粉末クレンザーについて
『まだある。今でも買える❝懐かしの昭和❞カタログ~生活雑貨編 改訂版~』によると、
昭和初期までは、日本の家庭でモノをみがく際には、砂や火山灰を原料とする「みがき砂」なるものが用いられていた。
そうです。
先日の昔ながらのクレンザーのデザインが可愛い [ カネヨ ]でも触れましたが、カネヨクレンザーの歴史の始まりは、鈴木治作さんがアメリカでクレンザーというものが流行っているという話を聴き、日本でも売れるのではないかと開発に乗り出したことです。
昭和8年(1933年)にカネヨ石鹸の前身となる鈴木山陽堂が誕生します。
カネヨクレンザー赤函はもっとも古い国産のクレンザーと言っててもいいのかもしれません。
『まだある。』には、
本来、クレンザーは「万能洗剤」。かつては風呂やトイレの掃除もクレンザーでまかなったという。その後、「トイレ用」「風呂用」と銘打った商品が売り上げを伸ばし、結果、今のように何種類もの洗剤が家庭にひしめくようになる。考えてみれば、掃除する場所ごとに使用する洗剤が違う、というのも不自然な話だ。用途を限定した専用洗剤をつくれば市場を拡大出来る、という企業の思惑があったのだろう。
カネヨの社長さんによると、今の若い世代はクレンザーを使わないという。「○○用とか書いてないから使い方がわかんない」らしい。核家族化で日用品の利用法が継承されず、若年層にいわゆるマニュアル人間が増えたから、というのが社長の分析。
という非常に興味深いことが書かれていました。
粉末クレンザーの思い出
私が粉末クレンザーを初めて使ったのは小学校でした。学校でしか使っていなかったと思います。
廊下の汚れたところにクレンザーを置いて、くしゃくしゃにしたアルミホイルにお水を少しつけて擦ると汚れが良く落ちるんですよね。
あまり気にしていませんでしたが、クレンザーは万能洗剤なんですね。(適さない素材もあります。)
お掃除だけでなく、食器洗いにも使えます。
我が家では台所のシンクを洗うのに使うくらいですね。もう少し用途を広げてみようと思いました。
カネヨのクレンザーコレクション
現在購入出来るカネヨの粉末クレンザーはすべて購入しました。業務用のものは除きます。
発売日を調べる前におそらくこの順番だろうとなんとなく見当を付けて並べました。
正確には
・カネヨクレンザー赤函 1934年
・赤丸筒クレンザー 1950年
・カネヨソフトクレンザー青函 1957年
・ブーケクレンザー 1975年
・サッサクレンザー 分かりません。
でした。
一箇所逆だったぁぁぁぁぁ!!!
サッサクレンザーはネットの検索で一番ヒットするのでおそらく一番新しい商品だと思います。…違ってたらすみません。
カネヨのクレンザーが買えるところ
実店舗
赤丸筒クレンザーは東急ハンズの一部店舗で買えます。
ネットストア [ カネヨ 赤丸筒クレンザー 400g ]から店舗の在庫も調べられます。
お店に置いてある可能性が一番高いのはサッサクレンザーだと思います。
液体クレンザーしか置いていないお店もあるので、個人商店などを狙うのが良いかと思います。
赤函も青函もお店によっては販売しているところがありますが、このお店には絶対あるという確かな情報はないです。
インターネット
カネヨさんのネットショップです。粉末クレンザーは全商品購入可能です。ブーケクレンザーを箱買いではなく1つだけ購入出来るのは、こちらのサイトのみでした。
全部買っても商品代512円+送料540円で1052円です。
--- 赤丸筒クレンザーとブーケクレンザーをこちらで購入しました。商品代金216円に送料540円払いました。交通費を考えたら安いです!笑
●カネヨクレンザー赤函
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・ヨドバシ.com・オムニ7等で購入可能です。
●赤丸筒クレンザー
東急ハンズネットストア・Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング等で購入可能です。
●カネヨクレンザー青函
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・ヨドバシ.com・オムニ7等で購入可能です。
●サッサクレンザー
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・ヨドバシ.com・オムニ7等で購入可能です。
商品情報
商品名:カネヨクレンザー 赤函
品番:1011
成分:研磨材(93%)、界面活性剤(2.9%、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩)、工程剤
容量:350g
サイズ:80×50×152mm
メーカー:カネヨ石鹸株式会社
価格(税抜):90円
JANコード:4901329110011
原産国:日本
商品名:赤丸筒クレンザー
品番:3011
成分:研磨材(93%)、界面活性剤(4%、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩)、工程剤
容量:400g
サイズ:75×75×162mm
メーカー:カネヨ石鹸株式会社
価格(税抜):100円
JANコード:4901329210025
原産国:日本
商品名:ブーケクレンザー
品番:3032
成分:研磨材(89%)、界面活性剤(4%、純石けん分)、工程剤
容量:400g
サイズ:75×75×162mm
メーカー:カネヨ石鹸株式会社
価格(税抜):100円
JANコード:4901329210056
原産国:日本