小学校の水道にぶら下がっていたアレ。
考えてみれば不思議な文化の一つが、小学校の水道にぶら下がっていたレモン石鹸です。
大体ミカンの赤いネットに入っていました。
当時は何の疑問を感じることなくレモン石鹸で手を洗っていましたが、よくよく考えると不思議ですよね。
そしてレモン石鹸の形はとても可愛らしく、パッケージもレトロ可愛いです。
レモン石鹸
懐かしくてとっても可愛いレモン石鹸。緑の水玉パッケージと黄色いレモン石鹸が相性ピッタリです。
購入してから結構経つのですが、もったいなくて開封出来ていません。
レモン石鹸はいろいろなメーカーさんで製造されており、こちらはNSファーファ・ジャパン株式会社さんの商品です。
価格がどのくらいだったか忘れてしまいました。NSファーファさんのオンラインストアでは 240円(税抜)でした。
5個入りなので1個48円です。安い。
パッケージの状態でもふわっと香るレモンの匂いがいいです。
パッケージの上からで申し訳ないです。石鹸には「レモン」という刻印?があります。
このレモン石鹸の形自体がすごく可愛いと思います。表面をレジンで固めてそのまま置いておきたいくらい可愛い。
レモン石鹸の歴史
レトロなカゴにものすごく合うレモン石鹸ですが、その元祖はどうやらよく分かっていないようです。
同じくレモン石鹸を製造しているカネヨさんのレモン石鹸が発売されたのは 1946年(昭和21年)です。戦後!
『まだある。今でも買える"懐かしの昭和"カタログ~生活雑貨編 改訂版~』によりますと、この商品がレモン石鹸第1号というわけではないそうです。
レモンの形をした石鹸を作るという素敵な発明をした方のお名前が分かっていないというのはなんとも残念ですね。
こんなに素晴らしいアイデアなのに。
NSファーファさんのレモン石鹸は、ニッサン石鹸時代からのロングセラー商品だそうです。
ニッサン石鹸株式会社の設立は1974年(昭和49年)ですので、それ以降に発売された商品だと考えられます。
レモン石鹸が小学校の水道にぶら下がってたのはなぜ?
今の小学校はどうなのか分かりませんが、私が小学生だったうん十年前は水道にミカンネットに入ったレモン石鹸がぶら下がっていました。
全国的にそうだったのか?と疑問に思いつつ、ネットで検索すると同じような記憶がある方がいますので、結構な地域でレモン石鹸がぶら下がっていたのでしょうかね?
なぜ小学校にレモン石鹸だったのか、についてはいくつか理由がありそうです。
先程も登場した『まだある。』には、
カネヨの社長さんによれば「愛らしい形とフルーツの香りが特に子どもたちに喜ばれた」ということで、昔から学校にはつきものの商品だったそうだ。
と書かれています。
またネットでは「レモン石鹸で手を洗うとレモンの香りがするので、先生が児童が手を洗ったか確認するのに役立った」という情報もありました。
推測ですが、単純にレモン石鹸が安いからという理由もありそうな気がします。
この商品の買えるところ
※記事を書いている時点での情報です。在庫がなくなってしまったり、取り扱いがなくなる可能性もあります。
価格が変わったり、店舗自体がなくなることもありますので、最新の情報をご確認くださるようお願いいたします。
実店舗
実店舗で売っているのは見かけたことがないです。ホームセンターやドラッグストアなどで売っているでしょうか?
インターネット
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・Wowma等で購入可能です。
おわりのつぶやき
手を洗う洗剤は固形石鹸ではなく液体のハンドソープ派です。
固形石鹸は洗顔と身体を洗うのに使っていますが、ネットに入った固形石鹸で手を洗っていた時代がとても懐かしくなりました。
昔当たり前に使っていたものがこんなに可愛かったなんて、今気がつけて良かったです。
それでは、ごきげんよう。
商品情報
商品名:NSファーファ化粧石鹸(L)
重量:65g×5
製造販売元:NSファーファ・ジャパン株式会社
参考価格(税抜):240円
JANコード:4902135014111
原産国:日本
● 参考
『まだある。今でも買える"懐かしの昭和"カタログ~生活雑貨編 改訂版~』初見健一 著 2013年5月30日 改訂第二版一刷 大空文庫