2017年のほぼ日手帳は増田セバスチャンさんのカバー「THANK YOU ALL」に惹かれ、初めてカズンを買ってみました。
1年使い、やっぱり手帳はオリジナルがいいなぁと、結局文庫本サイズのオリジナルに戻りました。
「THANK YOU ALL」のオリジナルサイズのカバーだけ買ったので、2018年からこちらを使っています。
そしてカズンのカバーの行き場がなくなってしまいました。
とんでもなく可愛いのに、使い道がないので何かいい方法はないかと思っていました。
厚めのノートを差し込んで使うにしても、そんなに高頻度では開くことはなさそうなので、結局保留のままで1年以上が過ぎてしまいました。
そうだ、システム手帳にしよう
先日、カズンのカバーにバインダー金具をつけてシステム手帳にするのもありだなと考えました。
ただ、それだとカバーに穴を開けなくてはいけません。それは嫌だったので没アイデアです。
その後Instagramを眺めていたら、フォローしているハッシュタグ「#システム手帳」の投稿も流れてきていて、ほぼ日手帳のカバーをシステム手帳にしている方を発見しました。
しかも、穴を開けずに。凄いアイデアです。よく思いついたなーと感激しました。
バインダー金具とファイルの表紙のような素材を組み合わせて、ちゃんとシステム手帳として機能させています。
このアイデアを元に、ほぼ日カズンをシステム手帳にすることにしました。
ほぼ日手帳 システム手帳化
こちらが完成したほぼ日手帳をシステム手帳化したものです。なんて呼んだらいいですかね?
「ほぼ日システム手帳」でしょうかね?
ここまで来るのに1度失敗をしているので、失敗作もぜひ読んでいただきたいと思います。
知らねーよという方は読み飛ばしてくださいませ。
失敗例
Instagramで紹介されていたシステム手帳化を模倣したものです。
しかし板(?)のサイズや、折り曲げる位置が悪かったです。そもそもバインダー金具の幅が広くてカバーに合いませんでした。
--- 背景が黄色というのも失敗です。
ちなみにこちらの写真を撮影した時のバインダー金具は、完成形で使用した細いタイプの金具です。
なんで思いっきり失敗例を撮影しなかったのか。ミスです。
想定と準備
リフィルを入れる用のバインダーを買い、それを加工してカバーにセットすれば良い、と考えていました。
レイメイ藤井さんのリフィルファイルです。これを解体します。
作業
ファイルの解体
表紙と裏表紙をカッターで切ります。そしてバインダーの金具のみ外して行きます。
この金具がなかなか外れなくて、ペンチなどを駆使してどーにかこーにか外しました。
もうかなり体力を削られてしまい、かなり投げやりな作業になりました。とにかく力任せに外そうとしたところ、
精密ドライバーが犠牲になりました。戒めに撮影しておきました。
バインダー金具のみ。もう疲れました。
ファイルの加工
カットした表紙と裏表紙に6つ穴を開けます。そして折り目をつけます。
角もなんとなくカットしたのですが、もうこの時点でかなり疲弊しているため、ものすごくテキトーな作業になっています。
カバーに入れれば見えないからいいやという魂胆が見え見えです。お恥ずかしい。
この板の横幅はカバーにピッタリ作らなくてはいけないようなのですが、結構適当に作ってしまいました。
結果
カズンのカバーには入るけれど、板の幅がカバーに合っておらず、開閉時にずれてしまいます。
そしてリフィルファイルのバインダーだと幅が広すぎるため、リフィルをセットして手帳を閉じると、リフィルがはみ出します。
無計画過ぎてこのような結果になりました。はぁ。
しっかりと幅を計算してカットすれば問題なく使えますので、この方法で作る方は、私のように無計画な作業をしないようにしましょう。
「#ほぼ日カバーシステム手帳化」や「#ほぼ日手帳システム手帳化」とInstagramで検索していただくと、投稿が出てきます。
成功例
さてお次はうまく行った方です。
想定と準備
まず細めのバインダー金具と固定する金具を購入しました。バインダーはのリングの幅が1.8cmくらいのもので、固定金具は「片ネジ式ビス」というネジで留められるタイプの金具です。
そして表紙の素材をどうしようかなと考えていたところ、素材を探したり、ピッタリにカットするのが面倒なので、ほぼ日カズン本体を使うことにしました。
これならカバーにピッタリのサイズです。
作業
カズン本体の分解と加工
カズン本体から紙の部分だけを外します。
このままだと背表紙が薄くなってしまうので、厚紙を両面テープで貼って補強しました。
表紙部分の切れ目が見えてしまうので、マスキングテープも貼りました。
そしてバインダー金具を合わせて、穴を開ける位置を決めます。ちゃんと目打ち等を使えばいいのですが、カッターで穴を開けました。
バインダー金具をセット
ネジ式ビスでバインダー金具を固定します。簡単です。
閉じると金具が出ているのが分かります。さてカバーにセットしましょう。
完成
ほぼ日手帳がシステム手帳になりました。
A5サイズの用紙に穴を開けただけのリフィルをセットしてみました。このサイズのリフィルだと、閉じた時に飛び出ることはないものの、感覚的にギリギリかな?という印象を受けます。
でもちゃんとシステム手帳として使えます。
おわりのつぶやき
ほぼ日カズンのカバー、何かに使えないかなと思っていたので、新しい使い方が見つけられてよかったです。いやー最初にシステム手帳化を思いついた方凄いですよね。賢い!
私は何か作る時に細かい準備をせずに大雑把に作業をしてしまうので、その無計画さが災いして失敗してしまいました。
分解されただけのレイメイ藤井さんのバインダー金具は、オリジナルのシステム手帳を作るのに使ってみようかと考えています。
2019年8月4日追記:使用してみた感想
概ね普通のシステム手帳として使えています。
ただ一点だけ気になった点があります。それはリフィルをめくる時にひっかかることです。
原因はおそらく2つ。
● ネジで止めるタイプだから
● kikki.Kのリフィルの作りの影響
どちらかが原因というより、2つとも原因なのかもしれません。
使用したバインダー金具は、装着が簡単なネジ式タイプです。そのため、ネジの頭の部分に引っかかってしまいます。
そもそもひっかかるのは、 kikki.Kのリフィルのをセットしていて、kikki.Kリフィルの穴の位置が内側だからだと思います。
マークスのピンクの横罫メモと比較しています。
縦横のサイズも微妙に違うのですが、kikki.Kのリフィルは穴の位置が内側にあります。
kikki.Kのバインダーのリングは3cmくらいと大きいので、この位置でも引っかかることはありません。
私が用意したバインダーが細いタイプなので、めくる時に引っかかりやすくなってしまいます。
使えることは使えるのですが、微妙なストレスです。
● 参考
ピンクの横罫メモ:148×210mm
kikki.K リフィル:145×213mm