レトロなさくらんぼが可愛い調味料容器ブルームシリーズの塩コショウ入れとつまようじ入れについての記事をちょっと前に書きました。
ブルームシリーズがとっても可愛くて、しょう油差しも買いました。
可愛いー!!
しょう油を入れてみました。なんでしょうこのザ・昭和の食卓感。
塩コショウ入れ・しょう油差し・つまようじ入れを並べてみました。
もう見ているだけで幸せです。
塩コショウ入れは台所、しょう油差しは冷蔵庫が定位置なので、普段はバラバラにお仕事をしています。
つまようじ入れはもう雑貨として部屋に飾っています。水玉湯呑みと一緒にいます。
ブルームシリーズについて調べてみました
先述の記事では、ブルームを製造しているのは岐阜県にあるリス株式会社であることなどを書きました。
画像検索でヒットした本の写真に、
ブルーム食卓調味料容器セットという商品名で、発売年は1972年、価格はセットでは4241円と記載されていました。
と書きました。
その写真の本を見つけたので、読んでみました。
こちらの本です。うちにある商品が載ってたり、レトロ好きな人がビビッとくる商品が紹介されていた面白かったです。
リス社のブルームシリーズについて、ブルーム 卓上調味料容器セットの発売年はやはり1972年でした。価格はセットで4630円(単品では350~1180円)となっていました。ここは間違っていました。見間違いか版が違うのかは定かではありません。
ブルームシリーズについての解説を引用します。
リス製シリーズは一九七二年から金型にまったく変更なし。独特のアクリル容器のフォルム、サクランボ柄で統一されたデザインは「正真正銘の七〇年代」なのだ。それが現行品価格で買えるのだから、「キッチンを高度成長期にしたい」と花柄魔法ビンなどを追い求める人々にとっては夢のような商品なのである。
骨董市で売っている花柄魔法ビン、確かにお高いです。6000円くらいで売っているのを見たことがあります。
そして現行品で購入出来るブルームシリーズのお安さにもびっくりしました。
プラスティック製品メーカーであるリス社の開発陣は、プラスチック製の日用品が安物の代名詞とされた当時の風潮に挑戦するため、工芸品に取り組むような情熱をこの調味料容器シリーズに注いだという。丸みをおびた形状と、ガラスのような透明度。前例のないデザインは当時の技術では成型が困難で、しかもアクリルを使用するのでコストもかかってしまう。上層部は「売れるわけがない」と難色を示したそうだが、発売と同時に大ヒットを記録。最盛期には月商一億円を超え、「お化け商品」とまで言われた。
初めてブルームを見た時にガラスかと思いました。そのくらい透明度が高いですし、全く安っぽく見えません。
月商一億円ってとんでもない商品…。それだけ沢山の食卓を彩って来た素敵な商品なんですね。
「ニューファミリー的豊かさ」が重視された1972年という発売年が重要。これより古くなるとアンティーク感が強く、新しくなると「定食屋感」が出てしまう。
この部分の解説が非常に面白いと思いました。なるほど!ブルームのフォルム・色合い・質感の全てが絶妙だったんですね。
本を読んでいて、気になった点が
発売当初の名称は「トレビアン」
とありました。発売当初もサクランボ柄でだったのかは記載されていないので分かりませんでした。
ネットでトレビアンについて調べてみると、花柄の商品が出てくるので、おそらく花柄がトレビアンと考えて間違いないと思います。
やはりブルームはグリーンも販売していたそうです。復活しないかしら。
●参考書籍
『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ ~生活雑貨編 改訂版~』初見健一 著
2013年5月30日 改訂第二版一刷 大空出版
ブルーム しょう油差しの買えるところ
実店舗
実店舗で販売しているのは見たことがないので、情報ありましたらぜひ教えていただきたいです。
インターネット
・リスオンラインショップ
楽天市場店・Yahoo!ショッピング店
・Amazon
・楽天
・Yahoo!ショッピング
・ヨドバシ.com
商品情報
商品名: しょう油差し レッド
カラー:レッド
サイズ:φ64×高さ112 mm
容量:150ml
材質:本体・蓋/PMMA(アクリル樹脂) パッキン/シリコン
メーカー:リス株式会社
価格(税込):700円
JANコード:4971881246916
原産国:日本
※価格はリス オンラインショップ(Yahoo!ショッピング)の価格を記載しています。現行のブルームシリーズの商品については、塩コショウ入れとつまようじ入れの記事に記載してあります。