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昔ながらのクレンザーのデザインが可愛い*ライオンホワイトクレンザー

製造終了品のため、割高価格なのは分かっていたけど購入しました。

ライオンホワイトクレンザー

2018年の夏頃、花王さんのホーミングが製造終了のニュースを知った時に筒状クレンザーの可愛さに目覚め、収集を始めました。

そのちょっと後くらいだったでしょうか、ライオンさんの「ライオンホワイトクレンザー」というものすごく可愛いクレンザーが売っていたことを知りました。

2017年10月に製造終了しており、その時にはもうほぼ手に入らない状態でした。

インターネット上で唯一購入出来るとしたら、販売価格のほぼ10倍の価格になっていたAmazonでした。

購入を迷っていた私に、神様からのプレゼントが…。Amazonのギフト券です。神様ではなく思いっきり人間からのプレゼントですね。
ギフト券が手に入ったということで、割高ではありますがライオンホワイトクレンザーを購入しました。

 

ライオンホワイトクレンザー

ライオンホワイトクレンザー

キラキラしたシルバーのボディに、青と水色と赤のロゴがとっても可愛いクレンザーです。

丸筒状のクレンザーは可愛いデザインのものが多いのですが、その中でも上位の可愛さです。なので10倍の値段がついていても買いました。

こういったクレンザーは大体100円くらいで買えたのですが、Amazonでは999円になっていました。たっかい!

日本中の地域に根ざしたような日用雑貨店や薬局を探しまくれば、もしかたしたら見つけられたかもしれません。
その交通費を使うなら、1000円払うのもありかなという判断をしました。

もう手に入らないかもしれない製造終了品だから、値段10倍でも手を出してしまうなんて、私はいいカモだと思います。

 

ライオンホワイトクレンザー

頭のシールです。シールも可愛い。

シールを剥がすと、穴が数箇所開いている作りになっています。必要なだけ降って出すという仕組みになっています。ふりかけみたいです。

筒状のクレンザーを見たことがない若い世代の方のにも読んで欲しいので、一応使い方を書いておきました。

 

ライオンホワイトクレンザーの発売日

初見健一著『まだある。今でも買える"懐かしの昭和"カタログ~生活雑貨編 改訂版~』によりますと、

ライオンが自社の名を冠した「ライオンクレンザー」(業務用としてまだある)を発売したのは一九三五年。七八年に「ホワイト」を名称に追加し、印象的な銀筒を採用した。(改称の年代についてはメーカー側も曖昧。八〇年代初頭という説もある。)

とのことです。

中身だけを考えた場合、ライオンクレンザーの1935年(昭和10年)が発売日ですが、筒状のホワイトクレンザーが誕生したのは1978年(昭和53年)ですね。

80年台初頭説もあるとのことですが、渋沢社史データベースで検索しても、ライオンホワイトクレンザーの発売日は1978年(昭和53年)とヒットしました。

 

丸筒クレンザーの歴史

先程引用した『まだある。』のライオンホワイトクレンザーのページには、丸筒クレンザーについても記載されていました。

昔ながらの紙筒入の粉末クレンザー。六〇年代まではカネヨなどの四角い紙箱クレンザーが主流だったが、七〇年代になると各社が丸筒タイプを売り出し、これがスタンダードなスタイルとなった。フタと底が金属板、残りの部分は全て紙製。

丸筒クレンザーがスタンダードになったのは1970年代なのですね。確かに花王さんのホーミング1970年(昭和45年)発売、カネヨさんのブーケクレンザー1975年(昭和50年)発売です。

カネヨさんの赤丸筒クレンザーはちょっと異なるようで、1950年(昭和25年)発売でした。
でも20年もずれているのは変な感じもするので、もしかたしら現在の筒とはちょっと違ったのかもしれません。

 

紙製なので水には弱く、その昔、流し付近に置かれたこの種のクレンザー容器は、たいてい水をすってフニャフニャになっていたものだ。昔の「バスクリン」も同様のスタイルで、カラッポになった容器をお風呂のお湯につけてやわらかくすると、クルクルと帯のようにほどけて、一本の厚紙のテープになってしまうのがおもしろかった。

箱型のクレンザーよりは水に強そうですが、紙は紙なので限界があったのでしょうか?

こういう家庭で当たり前に起きていたことを記録してくれるというのは、その時を知らない世代からしたら非常にありがたいことです。

 

いかにもきれいにみがけそうなピカピカの容器のデザインは昔のまま。この種の丸筒クレンザーは市場に出まわらなくなりつつあり、メーカー担当者も「店頭にはほとんど置かれていない」と語った。が、なぜか唯一、花王の「ホーミング」はしっかり現役の座を維持しており、やたら発見率が高い。

本の初版第1刷発行は2006年6月、改訂第二版一刷発行が2013年5月です。

初版にこの文章が書かれていたかどうかがは分かりませんが、丸筒クレンザーは2000年代には市場に出まわらなくなりつつあったと判断出来ます。

ホーミングは発見率が高いとのことでしたが、そのホーミングも2018年9月に製造終了となりました。

私は丸筒クレンザーが大好きなので、なんとかして生き残ってほしいと願っています。

 

この商品の買えるところ

実店舗

昔ながらの日用雑貨店や薬局にはもしかしたら残っているかもしれません。見つけたらぜひ教えて欲しいです。

インターネット

2019年5月13日現在、Amazonでのみ販売しています。価格はとっても割高です。

ライオン ホワイトクレンザー400g

ライオン ホワイトクレンザー400g

 

 

● 参考
『まだある。今でも買える"懐かしの昭和"カタログ~生活雑貨編 改訂版~』初見健一 著 2013年5月30日 改訂第二版一刷 大空文庫

 

商品情報

商品名:ライオンホワイトクレンザー
成分:研磨剤(90%)、界面活性剤(5% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩)、安定剤
容量:400g
メーカー:ライオン株式会社
購入価格:999円
JANコード:4903301400677
原産国:不明

 

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