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お気に入りの雑貨・文房具集めました。

玄関の前にあったアレ*タンポポマットが可愛い [ テラモト ]

実はレトロ可愛い日用品。

タンポポマット 小 360×600mm [ テラモト ]

商品名が分からなかった時、細長いタワシのがついた靴の砂とかを落とすマットで、ひし形のような模様でピンクと緑が入っているようなンタラカンタラと説明したと思います。

タンポポマット 小 360×600mm [ テラモト ]

こちらのマット、一昔前のお家の玄関前にあった、という印象をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
今はあまり見かけなくなりましたが、集合住宅の階段下に置いてあるのがふと目に入り、あれこのマット可愛くない?と気が付きました。

まだまだ現役で活躍している商品で、ホームセンターなどにも売っているので入手はそんなに大変ではなかったです。
メーカーさんは複数あるようで模様が少々違います。私はアマゾンで買いました。

タンポポマット 小

タンポポマット 小 360×600mm [ テラモト ]

● 価格:2100円(税抜)
● サイズ:約 縦 36cm・横 60cm・厚さ2.5cm

ひし形の模様で緑とピンクが良い感じのアクセントになっているマット。こちらは株式会社テラモトさんの商品でタンポポマットという商品名です。

レトロで可愛い。こういう昭和な日用品で見落としている可愛い雑貨はまだまだ沢山あるんだと思います。

テラモトさんのタンポポマットは 600×900mm450×750mm360×600mm の3つの規格があります。

私が購入したのは一番小さい 360×600mm です。重量は1.7kgと意外と重いです。枠もスチール製ですし、屋外で使う時に風で吹き飛ばされないようにそれなりに重い方が安心ですね。

 

タンポポマット 小 360×600mm [ テラモト ]

● 商品説明

雪落としや粗土砂落としのロングセラー。現場や工場、積雪時の玄関に最適です。

タンポポマット 360×600 | 株式会社テラモト

Webサイトの説明を読むと、現在はご家庭向けというより工事現場や工場向けて販売されているのでしょうかね?

道路の舗装が進んだため一時の勢いはありませんが、現代でも泥のグラウンドや庭のある学校などでは根強く使われているとのこと。
建物の出入口で見かける「たわしマット」、商品名は「タンポポマット」と判明 名前の由来は? - ねとらぼ

ねとらぼさんの記事にこのように記載されていました。まだまだ活躍して欲しいですね。
現行で販売されているものなのでそんなにお高くないですし、お家で使うレトロ好きが増えたら嬉しいなと思います。

 

タンポポマット 小 360×600mm [ テラモト ]

可愛いのでアップ。

こういったマットは編み込まれたワイヤーの中にブラシが入れ込まれているという構造をしています。
私は細長いタワシと表現していましたが「ブラシ」ですね。

 

タンポポマットが生まれたのはいつ?

テラモトさんのサイトでタンポポマットについてのコラムが書かれており、発売年などが分かりました。

www.teramoto.co.jp

タンポポマットの発売は1951年(昭和26年)です。 1951年は民間初のラジオ放送が開始され、第1回の紅白歌合戦がラジオで放送された年だそうです。という事はもちろんテレビもまだありません。なんだか想像してたよりも昔。

そんな状況の日本では、まだまだ道路も舗装されていませんでした。
洋風建築の建物ができ、靴を脱がずに建物に入ることが増えたため、靴底についた泥や雪を落とすための玄関マットとしてタンポポマットは開発されました。 

なるほど。納得の時代背景です。

学校の入り口家庭の玄関商店の入り口などでも使用され。昭和20年から30年代にかけて大ヒットしたそうです。

ちなみに可愛らしいタンポポマットという名前については、

タンポポマットを開発したときに、日本中の道端にきれいな花を咲かせるタンポポのようにこのマットも日本各地で愛され、花開くようにとの願いを込めてタンポポマットと名付けられた

とのことです。 

現在ブラシ部分はポリプロピレン製ですが、発売当時はポリプロピレンではなくパームやシュロなどが使われていたのでしょうかね?

ちなみに株式会社テラモトさんの本社は大阪にあり、創業は1927年(昭和2年)です。設立は1960年(昭和35年)。長い歴史のあるメーカーさんです。
製造している商品はマットだけではなく分別容器・灰皿などの環境美化用品全般なんでしょうかね。環境美化用品総合カタログのページ数が461ページもあって把握しきれませんでした。

 

ジポン コンビマットとの関係性

玄関の前にあったあのマットを調べていたところ、デイリーポータルZさんの記事がヒットしました。

dailyportalz.jp

タンポポマットのようなブラシタイプのマットを製造しているのはテラモトさんだけではありません。
和歌山県にある株式会社ジポンさんも「コンビマット」というブラシタイプのマットを製造しています。
コンビマットが考案されたのは1959年(昭和34年)です。

インタービューに答えた専務取締役の寺本正樹さんというお名前で「ん?」と思ったのですが、株式会社テラモトさんは、寺本正樹さんのお祖父さん(正次さん)のお兄さんの系列だそうです。
繋がってました!!

ちなみにジポンというのは寺(ジ) 本(ポン)から来ているそうです。

「もともとは昭和元年に祖父と二人の兄でワイヤマットという製品を考案したのが始まりです」

「大阪で3兄弟でやっていたのが戦争で和歌山の方に疎開して来ました。戦後長男と次男は大阪や東京に出て、環境美化用品を総合的に扱う会社を作りましたが祖父の正次はこちらに残り、マットを主力とした会社をやってきたという流れです」
あのマットができるまで :: デイリーポータルZ

テラモトさんの沿革にも、 

1927年 寺本信一郎が個人にて清掃用具の製造販売を開始する。(大阪)

1952年 寺本林吉が個人にて清掃用具の製造販売を開始する。(東京)

沿革 | 株式会社テラモト

と記載されています。

「一」がついてるので信一郎さんが長男、林吉さんが次男、正次さんが三男ということだと思います。

元々はタンポポマットのルーツもワイヤマットなんですね。ブラシを抜いたワイヤーのみのマットだったようです。

 

この商品の買えるところ

※記事を書いている時点での情報です。在庫がなくなってしまったり、取り扱いがなくなる可能性もあります。
価格が変わったり、店舗自体がなくなることもありますので、最新の情報をご確認くださるようお願いいたします。

実店舗

ホームセンターなどで売っている可能性があります。タンポポマット以外の玄関の前にあったアレな場合もあると思います。

インターネット

主要ショッピングサイトから購入出来ます。

おわりのつぶやき

レトロで可愛いタンポポマット、ベランダで使おうか玄関で使おうか迷って今は玄関に置いています。
存在を認識はしていてもちゃんと見てないと実は可愛いと気が付かないものですね。そういう商品をこれからも発掘して行きたいと思います。

それでは、ごきげんよう。

 

商品情報

商品名:タンポポマット 小
品番:MR-102-010-9
サイズ:約360×600mm
重量:1.7kg
材質:硬亜鉛メッキ鉄線・スチール亜鉛メッキ・ポリプロピレン
メーカー:株式会社テラモト
価格(税抜):2100円
JANコード:4904771133898
原産国:日本?

 

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