可愛い花柄魔法瓶を見放題。しかも無料です。
先月、大倉トーイさんの直営店、ビーズハウスに行きました。その際に象印さんの「まほうびん記念館」にも行ってきました。
ビーズハウスに行くことを決めて、交通手段を確保したら、次にやることは当日のルートを決めることです。
ビーズハウスで買い物をした後、帰るまでどこかを観光しないともったいないので、色々と調べていました。
じゃらんnetを眺めていたら、周辺おすすめスポットに「まほうびん記念館」が出てきました。
昔の魔法瓶も展示してあるということで、花柄魔法瓶見たさに早速予約の電話を入れました。
● 魔法瓶の表記について
まほうびん記念館では、展示のパネル等も「まほうびん」という平仮名表記です。記事内で平仮名表記だと読みにくいため、漢字で表記します。
引用する際は元々の表記のまま引用します。
まほうびん記念館
象印マホービン株式会社さんのまほうびん記念館は、創業100周年である2018年にリニューアルしました。
最寄り駅から歩いて約10分、本社の1階に記念館があります。外観の写真を撮るのを忘れました。
駅から記念館に向かうまでの道のりで見つけた、Nationalの看板は写真に撮っていました。
なんでしょうね、意識低い系ブロガーです。
まほうびん記念館は、自分で展示を見るスタイルではなく、職員の方が説明してくれるスタイルです。ですので要予約です。
見学の目安は1時間です。そして、なななんと入場無料です。
私は1人で行ったので、職員の方を独り占めしました。入場無料で話聴き放題です。
*館内のご案内、ご利用方法/アクセス | まほうびん記念館 | 企業情報 | 象印
展示
● 魔法瓶の原型となったデュワー瓶
● 魔法瓶の歴史
● 魔法瓶の仕組み体感コーナー
● 魔法瓶の森
● シアター
などの展示があります。
▲1892年(明治25年) イギリスのジェームス・デュワーが世界ではじめて、真空を利用して創った実験用フラスコ。
魔法瓶の原型となったフラスコです。
説明を受けてて気がついたことなのですが、魔法瓶は商標登録されてる商品名だと思っていました。
ですので象印1社でしか作っていないのだと。
そうではなく、魔法瓶というのは普通名詞でした。
そのため、まほうびん記念館には象印さんの製品だけでなく、他社の魔法瓶も展示されています。
このように、魔法瓶や象印の製品の歴史を細かく紹介してくれていて、とても興味深かったです。
まほうびん記念館に来た第一の目的は、花柄の魔法瓶を見ることだったので、この記事では、可愛い花柄魔法瓶にスポットを当てたいと思います。
可愛い花柄魔法瓶
魔法瓶に花が咲いたのは、1967年(昭和42年)のことです。
当時流行した花柄ブームにのり、卓上用まほうびんにも多色花模様をあしらった商品が登場し、各社競って個性を発揮。食卓を華やかに彩る製品が第一次卓上用まほうびんブームを巻き起こしました。鮮やかな色、花びらのみずみずしい質感などを表現するため、高い印刷技術が採用されました。紙に印刷するのと同じように、厚地の金属に直接印刷できる鋼板印刷技術です。
*解説より
▲エヴェレスト アートヂャックART型 / ナショナル魔法瓶工業 1967年(昭和42年)
レトロな可愛い花柄の、デザイン性の高い魔法瓶が誕生しました。
象印の花柄魔法瓶第一号は、1967年発売の「UポットUA型」です。
華やかでまるで絵画のようですね。これが家電だなんて、なんとも贅沢な時代ですね。
なんとこの原図は、京都友禅の絵師により描かれています。はぁ~なるほど!だから絵画のようなんですね。
魔法瓶の進化は可愛さだけではなく、機能もどんどん進化して行きます。1968年(昭和43年)には回転台のついた製品も登場しました。
▲右:エールポット(花雲) 中央:エールポット(カトレア) どちらも1970年(昭和45年)。左:ミューズポット(胡蝶蘭) こちらは1991年(平成3年)発売。
1972年(昭和47年)にはエアー式の魔法瓶が誕生しました。これにより、指一本でお湯を注げるようになります。
▲おそらくメロンブーケという柄(型?)です。象印
「エアーポット 押すだけ」という商品名で、「押すだけ」が当時の流行語になるほどの好評ぶりだったとか。
▲こちらもエアーポット。SK型というのは、シルキー型のことだと思われます。
シルキー型、レトロポップでとっても可愛いです。
その後も可愛い花柄ポットが発売されて行きます。1975年(昭和50年)発売のポピーやフローラが特に可愛いです。
*HISTORY | GARARY | 知る・楽しむ | 象印
こちらのページで、象印の歴代花柄ポットの系譜が紹介されています。
GARARYでは、歴代の花柄ポットのデザインのPC壁紙・便箋・ブックカバーがダウンロード出来ます。
*GARARY | 知る・楽しむ | 象印
私的見どころ 「まほうびんの森」
まほうびん記念館の見学で一番盛り上がるところと言えば、おそらくここ「まほうびんの森」だと思います。
象印さんの魔法瓶だけでなく、コラボ商品、他社の魔法瓶が展示されています。 見学者が一人だけだったので、この空間も独り占めです。
写真は明るく写っていますが、実際はもう少し暗い照明でとっても素敵ですよ。
電球も魔法瓶の中瓶のように2重構造になっています。
こちらにも可愛い魔法瓶が沢山あります。
先程掲載したUポットUA型とエールポットの写真は、まほうびんの森で撮影したものです。
▲ダイヤ(現オルゴ) サインポット 1971年
▲象印 雪印乳業向けエアーポット 1975年
▲象印 輸出用ポット(ゴールドアラベスク) 1991年
象印の可愛い製品
まほうびん記念館では、象印さんの魔法瓶以外の製品も展示されています。なんか見たことある!という製品もあります。
▲象印 チェック水筒 ロッキー
赤いチェックがとっても可愛い水筒。これは見たことがあります。
▲象印 電子ジャー RH型 1970年
同デザインのエアーポットもありますね。可愛い。
こちらは日本初ではなく世界初の電子ジャーです。これでいつでも温かいご飯が食べられるようになりました。
お寿司のシャリを作る機械、などなどユニークな商品も展示されています。ちょっと笑ってしまったのですが、新しい製品作りに挑戦し続けている象印だからこその商品なんですよね。
お土産も貰えます。
見学の最後にはお土産が貰えます。
花柄魔法瓶のデザインのレーターセット・マスキングテープ、あとボールペンもあったかな?
数点の中から2つ好きなものを選べます。
花柄じゃないお土産もあったかもしれませんが、花柄グッズを貰えたことが嬉しすぎてはっきりと覚えていません。
私はレーターセットとマスキングテープを貰いました。
可愛いー!これはもったいなくて使えないやつです。中身については別の記事にしたいと思います。
お土産ではなくリーフレットと象印百年物語の冊子です。冊子の中はマンガです。
おわりのつぶやき
まほうびん記念館、可愛い魔法瓶を見れましたし、とっても楽しいところでした。
案内してくれた職員の方に、花柄魔法瓶をまた売って欲しいと勝手なお願いをしてきました。
花柄魔法瓶を復活させて欲しいという声は少なからずあるそうですよ。 ですよね!
この記事では花柄ポットメインに書きました。
まほうびん記念館について、より詳しく書かれている記事がありますので、興味のある方はそちらをご覧くださいませ。
最後の記事は記念館がリニューアル前の記事です。