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使い終わった後も容器が捨てられないほど可愛い、ロゼット洗顔パスタ。

レトロ可愛い容器の再利用方法を考えています。

ロゼット洗顔パスタ普通肌 [ ロゼット ]

最近肌荒れが酷くて洗顔フォームを買えてみようかなと、ドラッグストアで洗顔フォームの棚を眺めていたところ、ロゼット洗顔パスタが目に留まったので久しぶりに使ってみることにしました。

数年前にも使っていまして、その時の容器がまだ残ってます。可愛くて捨てられなかったんですよね。
箔押し加工をしたプラスチック製品ってすごく可愛いですね。

ロゼット洗顔パスタ 普通肌

ロゼット洗顔パスタ普通肌 [ ロゼット ]

● 参考価格:547円(税込)
● サイズ:約 直径 7.2cm・高さ 3.8cm 

これはおそらく知っている方の方が多い商品ですね。2019年に発売90周年を迎えたロングセラー商品です。
祖母・母・娘の三世代で愛用している方もいるらしいですよ。

ロゼット洗顔パスタは硫黄の香りや内蓋がついた構造になっているもの特徴的ですね。
そしてこのレトロなパッケージがとても可愛いと思います。フタの形状がゆるい丘のようになっているのも良いですね。
丸い形状とロゼットのロゴは、ロゼット洗顔パスタの発売当時から変わっていないようです。

価格はロゼットウェブ価格を記載しました。

 

外箱のデザイン

ロゼット洗顔パスタ普通肌 [ ロゼット ]

外箱のデザインも素敵です。白い背景に赤の文字と色使いがとてもシンプルです。こちらのパッケージのデザインは、90周年の記念に新しくなったそうです。

気になるのが薔薇の飾りですね。
ロゼット洗顔パスタの歴史は後で触れますが、この薔薇はロゼットという名前に関係しています。

ロゼットは、薔薇結びのリボンや薔薇の花飾りを意味している。
ロゼット洗顔パスタ ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア

 

ロゼットというとリボンがついた飾りのことだと思っていました。

ロゼット

改めて意味を調べてみると、単純に飾りじゃないことが分かりました。

rosette(ロゼット)の意味 - goo国語辞書

 

ロゼット洗顔パスタ普通肌 [ ロゼット ]

箱の横から。 

 

ロゼット洗顔パスタ普通肌 [ ロゼット ]

箱の裏面。

このシンボルマークは「バラダイヤ」だそうです。

 

捨てられないケースの再利用方法

ロゼット洗顔パスタ普通肌 [ ロゼット ]

ロゼット洗顔パスタのケースはとっても可愛くて、 わりとしっかりしているプラスチックが使われているので捨ててしまうのがなんだかもったいない気がします。

最初小物入れにしようと思ったのですが、結構頑張って洗っても硫黄の香りが取れなかったので、一旦小物入れは見送っていました。
もちろん元々洗顔フォームで小物入れではないので、香りが取れる必要はありません。

昨日記事にした、使わないけどデザインが可愛いiPhoneケースは飾りましょう。で、iPhoneケースに磁石を付けて棚板の裏側に貼っていることを書きました。
それと同じことをロゼットのフタにもしました。

貼ってます。可愛いです。

他にも何か良い再利用方法はないですかね?

 

この商品の買えるところ

※記事を書いている時点での情報です。価格が変わることもありますので、最新の情報をご確認くださるようお願いいたします。

実店舗

ドラッグストアなど。有名な商品なので沢山のお店で売られていると思います。 

インターネット

大体のショッピングサイトで買えます。さすがの商品です。 

ロゼット洗顔パスタについて

 

ロゼット洗顔パスタ普通肌 [ ロゼット ]

お勉強タイムです。ものすごく大まかになので、詳しくは引用先の記事を読んでいただければと思います。

 

○ ロゼット洗顔パスタの考案者

ロゼット洗顔パスタを作ったのは、ニキビ治療薬研究者だった原敏三郎さんです。原さんはニキビに効果のある洗顔料を作ろうとして硫黄に目を付けます。

硫黄に目を付けたのは、昔から「硫黄温泉に入ると肌がすべすべし、色が白くなる」という評判を聞いていたからだった。「硫黄にはニキビに効く何かがある」敏三郎は硫黄の効能に確かな自信を持っていた。
ロゼット洗顔パスタ ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア

 

● 1929年(昭和4年)

そして研究に没頭し、1929年「レオン洗顔クリーム」を発売します。固形石鹸ではなくクリーム状の洗顔料で、日本初のクリーム状の洗顔料でした。
この時はまだロゼット洗顔パスタではありませんでした。

 

● 1934年(昭和9年)

個人商店で販売していましたが商品のとても評判が良かったので、1934年に株式会社レオン商会を設立して本格的にレオン洗顔クリームを売り出します。

当時のパッケージは乳白色のようなガラス瓶でした。サイズは小瓶と徳用瓶の2つがあったそうで、小瓶 1円40銭・徳用瓶 3円40銭でした。
固形石鹸の価格が 10銭という時代だったので、めっちゃくちゃお高い洗顔料でした。

 

● 1951年(昭和26年)

戦争で生産を中止していましたが、戦後に復活します。そしてこの年に「ロゼット洗顔パスタ」に生まれ変わります。

ロゼット洗顔パスタ ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア によりますと、当時レオン洗顔クリームの模倣品が出回っていました。粗悪なものも多く、このままではクリーム状洗顔料の市場が壊されてしまうと、新たな道を模索することになります。

そして出した答えが生まれ変わることでした。

商品の発売元を1951(昭和26)年に設立した昭光製薬株式会社に変更した。次に、商品名を「ロゼット洗顔パスタ」に変えた。
ロゼット洗顔パスタ ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア

ここで良く知る「ロゼット洗顔パスタ」が誕生します。今までの名前を捨てて、違う名前にするとは思い切った戦略ですね。

しかし原さんには確かな品質と信頼、そして自分の宣伝力に自信があったそうです。

その自信は商品の価格に現れていた。60g入りの価格は、なんと280円。一般的な化粧クリームは80円ほどだったから、レオン洗顔クリーム同様、ロゼット洗顔パスタもまた飛び抜けて高価な洗顔料だった。
ロゼット洗顔パスタ ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア

高い・・・。

 

○ 内蓋付きの形状

内蓋がついた独特の形状は、ロゼット洗顔パスタが発売された時にこの形状になりました。

内蓋を押して真ん中に空いている穴から洗顔料を出します。最初見た時はちょっとビックリしますよね。

この形状になったのは、クリームの硬度を保つためだそうです。また当時アルミチューブがなかったことも理由だそうです。

 

● 1950年代後半~1960年代前半

現在のロゼット洗顔パスタは「ファミリーサイズ」と書かれています。確か容量は1種類のはずなのに不思議に思っていました。

先程登場した60gというのはレギュラーサイズで、この時代に35gのハンディサイズ、90gのファミリーサイズが登場したそうです。

また水色の荒性肌用が発売されたのも1960年代でした。

 

● 1970年代後半

この時にはもう現在の皆さんが良く知る容器のデザインになっています。

ロゼット洗顔パスタが誕生してから容器の色や箔押しの文字の色は変わっていますが、容器の形状は変わっていないようですね。

過去のデザインはこちらのページで見られます。

pasta.rosette.jp

 

● 2019年

ロゼット洗顔パスタは90周年を迎えました。

 

おわりのつぶやき

とっても可愛いパッケージのロゼット洗顔パスタはレトロ可愛いコスメ代表でもありますね。
発売から何十年も姿を買えず、長く愛されている素敵な商品です。でもデザイナーさんのお名前は出てきてないような気がします。

ちなみに原敏三郎さんは販売戦略もユニークで、レオン洗顔クリームを売るにも販売ルートがないので、新聞に説明広告を出して通信販売をしていたそうです。
発想力が飛び抜けてますね。

テレビCM・新聞などの広告もユニークで「白子さん黒子さん」の対話形式の広告を打ち出しました。
漫画形式という斬新な広告で、ロゼット洗顔パスタの販売数を伸ばすきっかけになったそうです。
この広告を考えたのも原さんだったそうです。新しい!

通信販売とか、漫画形式の広告とか、現在でも当たり前に使われていますよね。
やっぱりロングセラー商品は歴史を知っていみると面白いです。

 

商品情報

商品名:ロゼット洗顔パスタ普通肌
品番:953000
容量:90g
メーカー:ロゼット株式会社
希望小売価格(税抜):715円
JANコード:4901696101018
原産国:日本

 

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