坪米製作所さんのレトロな文具、ミッキーナイフは現在も生産されている商品です。
1960年頃発売されたミッキーナイフは、約60年経った2019年にも販売されているロングセラー商品です。
以前ミッキーナイフについての記事を書いた際に、昔は鞘の部分の色が数パターンあったことを知りました。現在ではシルバーのみです。
鞘の部分がピンクのミッキーナイフを欲しいなと思いつつ、オークションなどでも見つけられなかったため、もう絶滅してしまったのかもしれないと思っていました。
なのですが!昔ながらの駄菓子屋さんで見つけました。
ピンクなミッキーナイフ
可愛いピンクです。
サイズは現行のミッキーナイフと同じサイズで、折りたたんだ状態で横6.9cm・縦2.3cm・厚さ0.6cmです。
メーカーは株式会社坪米製作所さんで、価格は100円です。ほんと安いですよね。これが100円ですよ?
おそらく何年か何十年か前に生産されたものがお店に残っていたのだと思います。どのくらい前に購入したのかなどを聞く積極性は私にはないので、いつ頃作られたのかは正確には分かりません。
刃を出したところ。
シルバーのナイフと並べました。プラスチック部分の模様も数パターンあるようです。ちなみにピンクも裏側はシルバーです。
ミッキーナイフがまだあるのは社長の意地
以前書いたシルバーのミッキーナイフについての記事と重複しますが、良い話なのでこちらの記事にも書いておきます。
『まだある。今でも買える❝懐かしの昭和❞カタログ~文具・学校編 改訂版~』の著者、初見健一さんは、ミッキーナイフを製造している坪米製作所の社長さんの話にインタビューをされたそうです。
社長さんにお話をうかがったところ、「ミッキーナイフ」の製造をつづけるのは、今ではかなりむずかしくなっているらしい。サヤの部分にキラキラした金属板が入っているが、これを加工する職人さんが少なくなってしまったのだとか。かつては金属板に色をつけたモデルもあったが、現在はシルバーのみ。「わりに合わない仕事」だが、半世紀を超えるロングセラー商品なので「意地でつくってるんだ」とのこと。
社長の意地、かっこいいじゃないですか。
ここに『かつては金属板に色をつけたモデルもあった』と書いてありますね。画像検索をしてみると、5色くらいあったようです。
私がピンクのミッキーナイフを見つけた時に、他の色もあったような気もしますが、ピンクにテンションが上がりすぎてはっきりとしたことを覚えていません…。
ミッキーナイフが買えるところ
実店舗
ピンクのミッキーナイフは、地域に根ざした、昔ながらの駄菓子屋さんで見つけました。
何十年前から営業してるの?というような、文房具類を扱っているお店で見つけられるかもしれません。あと古道具屋さんにももしかしたらあるかもしれません。
現行のシルバーのミッキーナイフは、三鷹の山田文具店さんで購入しました。ただ数年前なので、現在も販売しているかどうかは分かりません。
● 山田文具店
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-38-4 三鷹産業プラザ1階
最寄り駅:三鷹駅
店舗情報
インターネット
オークションやフリマサイトでは2019年2月27日現在、「ミッキーナイフ」と検索してもピンク色のタイプはヒットしませんでした。シルバーはありました。
シルバーのミッキーナイフは、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング等で購入可能です。
参考図書
『まだある。今でも買える❝懐かしの昭和❞カタログ~文具・学校編 改訂版~』
初見健一 著 2013年7月26日 改訂第二版一刷 大空文庫