ハードオフのジャンクコーナーは、ある人によってはゴミの山ですが、ある人によっては宝の山です。
ハードオフといえば、ジャンクの楽器を使って演奏する、ハードオフゆめモール筑後店の永田さんが有名ですね。
ハードオフの名物といえば、ジャンクコーナーです。
ジャンクコーナーはいわゆるガジェット好きでなくてもそれなりに楽しめるところで、
私は過去に1枚20円のドーナツ盤を買ったり、
チョコホリックのピアノテレフォン(脚がないけど)を発見したりしました。
古いダイヤル式電話やカメラも売っていたりと、古いもの好きも楽しめます。
ある人によってはゴミにしか見えないものでも、誰かにとってのお宝がゴロゴロと転がっています。
そんなジャンクコーナーで、あくまで私にとってのお宝を見つけました。
郵便局仕様の秤
レトロぉぉぉぉぉ!まさかこんな面白い商品に出会えるとは。
こちらのただの秤(はかり)ではなく、郵便料金を計測する時に使う用のものです。重さによって郵便料金が分かるようになっています。
ちゃんとした名称が分からないので、「郵便局仕様の秤」と書きました。
高さは21cm・横幅17.5cm・奥行き23cmです。大体ですけれど。
気になる価格は500円(税抜)です。何かの冗談かと思うくらいの価格です。安いってば。
まぁまぁ小汚くなっていたので掃除しました。ちょっと汚れが残っている感もありますが、まぁ良しとしましょう。
秤ギャラリー
目盛り部分。
「内国通常郵便料金」と書かれています。日本国内ということですね。型式はD6932号だそうです。
斜め角度。
横顔。色合いも可愛いです。
お仕事中。(撮影協力:ヤマト糊)
秤のメーカーと製造年
秤本体にはメーカーや製造年等は書かれていませんでした。
メーカー
ヒントになるのはこちらのマークです。
ヤフオクで探してみたところ、同じマークの入った商品に「FUJI」と書かれていました。
そして「富士計器製造株式会社」さんがメーカーだと分かりました。
こういった上にお皿がついてバネ式の秤を「上皿バネ式指示ハカリ」というそうです。
富士計器製造さんは群馬県桐生市にあり、設立は1950年(昭和25年)7月です。上皿バネ式指示ハカリの製造をおこなっています。
富士計器製造さんの秤は「上皿自動ハカリ」という商品名で販売されています。
製造年
秤本体の目盛りにヒントがありました。
● 定形
25gまで:50円
50gまで:60円
● 定形外
50gまで:100円
100gまで:140円
と書いてあります。この料金に当てはまる郵便料金の年代を調べれば良いだけです。
探してみたところ、1976年(昭和51年)の郵便料金に当てはまりました。
1981年(昭和56年)に改定されるまでこの金額でしたので、この秤は1976年~1981年の間に製造されたと考えられます。
料金改定の際に製造されていそうなので、1976年前後に作られたと思われます。
この秤をお店で見つけた時には、上から料金のラベルを貼られた状態でしたので、郵便料金が値上げしていっても料金のラベルを貼って使われていたようです。
この商品の買えるところ
実店舗
リサイクルショップ、古道具屋さんなど。
インターネット
オークションサイト・フリマサイトなど。
この記事を書いている時点では、ヤフオクで似た商品が出品されていました。
郵便料金・秤・はかり・レトロなどのキーワードの組み合わせで検索していただけるとヒットすると思います。
おわりのつぶやき
ハードオフでとっても良いものを見つけました。売ってくれた方ありがとうございます。
これだからハードオフ通いはやめられない、と言いたいところですが、そんなに頻繁に通っているわけではなく数ヶ月に一回行きたくなる時があるくらいです。
今回はたまたま行った時に可愛いものに出会えてラッキーでした。
どこで見たのかはっきりとした記憶はないですが、秤といえば、ボティが緑のイメージです。
子供の頃に八百屋さんとかで見たのかな?とぼんやりしています。
あの緑の秤も可愛いですよね。