ある日ネットで見つけたiPad in iBook、私も作りたいと思っていました。
iPad in iBookとは、1999年に発売されたスケルトンカラーが可愛いiBook G3 クラムシェルの液晶を外し、そこにiPadをはめ込んだもののことです。
過去のApple製品の画面はほぼiPadが収まるサイズなので、色々と改造されています。
*iMac G3の画面にiPad Proはピッタリはまる!? ナナメ上すぎるiPadスタンド爆誕 - ねとらぼ
思いついた人賢いなー。
私もぜひ作ってみたかったのですが、思っているだけでなかなか実行に移しませんでした。ですがとうとうやってみました。iPad in iBook!
iPad in iBook
長くなりそうなので、結論から申しますと出来上がりました!キーボードはまだないです。
ちょっと古いiPadなのですが、ピッタリサイズです。たったこれだけのことなのに、ここまでの作業で3時間くらいかかっています。
準備編
iBook G3 クラムシェルを買う
クラムシェルのタンジェリンを購入したのは良いのですが、この子、動きました。動くのに解体するのはもったいないですし、パソコンのメモリも自分で交換したことがないほどパソコン系統に疎い私が、一発で改造に成功するという確証もありません。
初代iMacの改造はしていますが、こちらは中身を空っぽにするだけなので、そんなにハードルが高くありませんでした。
ということで、もう一台買うことにしました。散財です。
今回実験台になってくれるのは、ブルーベリーのクラムシェルさんです。もしかしたらバラバラになってしまうかと思うとちょっとだけ気の毒です。
オレンジも可愛いですが、青も可愛いですね。
うーん、やっぱり可愛いです。
方法を調べる
iPadをiBookに入れるための改造方法を調べてみたのですが、液晶の部分の外し方が書かれている情報にたどり着けません。検索下手くそ。
そこで思いついたのが、「液晶の交換方法を調べれば良い」ということでした。
クラムシェルさんの液晶が壊れた時、どうやって液晶を変えるのか記事にしてくれている方が多分いると思い調べてみました。
ありました!はぁーほんとありがたい。
道具の準備
iPad in iBookを作るためには、特殊な形状のネジを外すために、トルクスドライバーが必要です。「T8」というサイズだか何かだかのものを購入します。
精密ドライバー・ニッパーと、外したネジを入れておくためのアルミカップも用意しました。
セリアで購入した、お菓子を焼く用のアルミカップです。マジックでどこの場所のネジかも書いておきました。
さぁ改造
液晶を外す
実際の手順は正直ちゃんと覚えていません(笑) まずバッテリーを外し、それから液晶を治す手順を参考にしながらはずして行きます。
プラスチックのカバーがなかなかはずれず四苦八苦していました。無理に力をかけるとヒビが入ってしまいますので、ゆっくり外します。
よく分からない配線はとにかくブチブチと切ってしまい、なんとかはずせました。ここまでは意外とスムーズでした。
ここでやめておけば良かった
せっかくなので、充電用のケーブルも通してみたくなります。でも今覚えばここでやめておけば良かったんです。
画面ではなく、パソコン本体の方も解体し始めたのですが、これが本当に時間かかりました。
すべてのパーツを取り外すのは無理だったので、とにかくケーブルをくっつけ、本体を元通りにし始めたののですが、どうもプラスチックのパーツのはまりが悪い。
ネジをはずしては付け、画面と本体の接続部分のパーツを付けるに四苦八苦し、なんとか元通りにしました。わけが分からなすぎて、ちゃんと文章にも出来ません。もう二度とやりたくないです(笑)
作業終了
アルミ部分が光を反射してめっちゃ暗い写真になりました。しかし、もう私にはカメラの設定を変える気力も残っていませんでした。
私はてっきり液晶を外せばなんとかなるだろうと思っていましたが、このままだとiPadを入れた時に傷がついてしまうので、受け皿になるようなものが必要です。
ひとまずプチプチを突っ込みました。色々と酷いですね。
ケーブルさんこんにちは。
こちらはケーブルのUSB側です。せっかくの見た目が台無しです。
iPadに充電ケーブルを指した状態だとはめ込みにくいので、こんな見た目にしてまでやらなくても良かったような気もします。
USB延長ケーブルに繋いで充電します。
iPadはちゃんとはまります。
なんとか完成しました。 無理矢理通したケーブルがちらっと見えています。見えないふりをしましょう。
なんでしょう、わぁー出来たー!というよりは、・・・疲れたという気持ちの方が大きかったですが、クラムシェルさんをバラバラにすることなく、ちゃんと元通りに出来たので、それだけでも満足です。
このiPadは結構重たくて手で持って操作すると疲れるので、良いiPadスタンドが出来ました。
あと手で持っている時や市販のiPadスタンドに置いてiPadを使っている時、どうしてもうつむき気味になります。
iPad in iBookだとiPadの位置が高くなるので、首が疲れにくくなります。ストレートネック予防にもなるかもしれませんね。